境内に甘い香りを漂わせる「八王寺の白藤」=4日、燕市八王寺
境内に甘い香りを漂わせる「八王寺の白藤」=4日、燕市八王寺

 燕市八王寺の安了寺の境内にある、樹齢350年以上と推定される古木「八王寺の白藤」が開花し、甘い香りを漂わせている。4日には恒例の白藤茶会が開かれ、約120人が一服のお茶を楽しんだ。

 白藤を管理する市民有志の「八王寺大白藤保勝会」によると、花は現在三分咲き。幹回り5・3メートルで、枝は東西約30メートル、南北約20メートルに張り出している。毎年5月の開花期にはたくさんの花が付き、甘い香りが立ちこめる。1958年に県天然記念物に指定された。

 茶会は燕市教育委員会と燕茶道友の会が主催し、46回目。今年の茶席は、表千家同門会県支部の坂井由美子さん(73)が担当した。客は、お茶や、白藤をイメージして作...

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