
映画ゴジラシリーズの「ゴジラVSメカゴジラ」(1993年)の大河原孝夫監督と、「ゴジラ×メカゴジラ」(2002年)の手塚昌明監督が、新潟市でそろって新潟日報のインタビューに応じました。「VSメカゴジラ」の撮影秘話やゴジラ出演を希望したあの名優、人気女性俳優のブレーク直前の様子など盛りだくさんでお聞きしました!(論説編集委員・横山志保)
おおがわら・たかお 1949年生まれ。東宝に入社後、黒澤明作品などで助監督を務める。「超少女REIKO」で監督デビュー。ゴジラシリーズは「ゴジラVSモスラ」「VSメカゴジラ」など4作を監督した。
てづか・まさあき 1955年生まれ。市川崑作品で助監督を務め、2000年に「ゴジラ×メガギラス G消滅作戦」で監督デビュー。「ゴジラ×メカゴジラ」「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」などを手がける。
――大河原さんは1984年のゴジラで助監督をされました。手塚さんはそのときは別の仕事を?
【手塚さん】「ビルマの竪琴」(1985年)でしたね。ゴジラは子どもの時から大好きで、やりたくてしょうがなかった。でも現実は中井貴一さんとたて琴を弾いているっていう…。
――大河...
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