
「シェー!!の自叙伝-赤塚不二夫クロニクル-」。新潟日報カメラマンが撮影した写真も収められている。当時取材した記者は「気さくでサービス精神旺盛な人だった」と回想した
ギャグ漫画で絶大な人気を誇った新潟ゆかりの漫画家、故赤塚不二夫さんの生誕90周年を記念した単行本「シェー!!の自叙伝-赤塚不二夫クロニクル-」(晶文社)が出版された。写真やイラストなど400点以上の資料を掲載し、赤塚さんがギャグに賭けた人生を知ることができる一冊だ。
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赤塚さんは1935年、旧満州(中国東北部)で生まれた。中学の時に新潟市山の下の親戚宅を経て、父親の実家がある四ツ合村(現・新潟市西蒲区)に移り住む。中学卒業後は、新潟市内に下宿し、18歳で上京した。代表作「おそ松くん」「天才バカボン」「ひみつのアッコちゃん」など、戦後ギャグ漫画史の礎を築いた。
本書では、現在入手困難の、...
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