
エソの活用について打ち合わせをする小林俊介さん(左)ら=上越市上千原
柏崎市三和町で障害者の就労支援を手がける「With You(ウィズユー)」社長の小林俊介さん(40)が、魚の「エソ」を使っただしの販売を目指している。エソは新潟県近海で取れるものの、県内では海に戻されることが多い「未利用魚」。活用を図るとともに、加工作業に障害者が携わることで雇用確保にもつなげたい考えだ。
エソは鋭い歯が特徴で、西日本ではかまぼこの原料として知られる。九州の海で多く漁獲されていたが、海水温の上昇などで近年は新潟県でも他の魚に交じって水揚げされるようになった。鮮度が落ちるのが早く知名度が低いこともあり、県内では多くが未利用魚となっている。
小林さんは昨年4月ごろ、知人からの提案を受けエソの活用を...
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