
老朽化のため2021年に閉館した旧新潟市役所分館(同市中央区一番堀通町)の解体工事が本格化している。市は解体後の跡地について、道路を挟み隣接する市役所本館の将来的な移転用地とする方針。ただ移転が見込まれるのは2050年代以降で、それまでは暫定的な活用が可能としている。一帯には白山公園や文化芸術・スポーツ施設が集まり、旧分館跡地活用の行方が注目される。
旧市役所分館は、旧県庁分館として1961年に完成。現在の県庁舎の新築に伴い85年に市に売り渡された。老朽化が進み、地震による倒壊の危険性も出てきたことから、市役所機能を本館とふるまち庁舎に移転。2021年に庁舎としての役割を終えた。
市総務課に...
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