糸車を使った羊毛の毛糸づくりを体験する子どもたち=5月4日、新潟市南区東笠巻新田
糸車を使った羊毛の毛糸づくりを体験する子どもたち=5月4日、新潟市南区東笠巻新田

 飼育しているヒツジの毛を使って毛糸を作るイベントが5月4日、新潟市南区の新潟市アグリパークで開かれた。親子連れが糸車を回して丁寧に紡ぐ工程を体験し、歓声を上げていた。

 羊毛が毛糸になり、編まれて衣料品になる過程を知ってもらおうと、アグリパークがゴールデンウイークに合わせて初めて企画した。

 2024年5〜6月に刈った、パーク内で飼育する2匹のヒツジの毛を使用。講師は羊毛の染織を行う「曽野木アトリエ」(新潟市江南区)を営む吉田麻子さん(46)が務めた。

 吉田さんの指導の下、子どもたちは、踏み板を踏んで糸車を回しながら、毛のかたまりから羊毛の毛を少しずつ引き出した。毛はよられて糸車に送り込まれ、糸...

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