植木組(柏崎市)は12日、2025年3月期の連結決算を発表した。前期から繰り越した大型工事の利益率が向上し、利益面を押し上げた。純利益は前期比3・1%増の19億3400万円となり、2年連続で過去最高を更新した。

 営業利益は10・0%増の28億5300万円、経常利益は11・1%増の29億5千万円だった。

 主力の建設事業で、下期に複数の大型工事の受注が集中し、工事の進捗(しんちょく)率が上がらなかったため、売上高は9・3%減の507億300万円だった。年間配当は創業140周年の記念配当10円を含む20円増配の90円とした。

 日下部久夫社長は「利益面はしっかり取れた。当初3月ごろと想定していた工事...

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