
初公開されている毛利輝元の書状=佐渡市秋津
今年没後400年を迎えた戦国武将、毛利輝元(1553〜1625年)から家臣に宛てた書状の現物を5月21日まで両津郷土博物館で初公開している。同博物館は「県内で輝元の資料は確認されておらず、非常に珍しい」としている。
輝元は中国地方を統一した毛利氏の第14代当主。資料は越中(富山県)出身で1628年から佐渡奉行所の役人として働いた長井家が所有していた物で、2023年に子孫が佐渡博物館に寄贈した。長井家の入手経緯は不明という。
1階ホールに展示された書状は縦26・5センチ、横45・3センチ。家臣の渡辺長と領内の北嶋家の土地をめぐる争論について、輝元が(秀吉に会うため)上洛(じょうらく)するため、...
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