北陸ガス(新潟市中央区)は15日、2025年3月期の連結決算を発表した。ガス料金の値上げなどで売上高を確保したほか、液化天然ガス(LNG)価格の下落などで原料費が減少。純損益は19億5200万円の黒字(前期は17億5900万円の赤字)となり、2年ぶりに黒字転換した。

 業務用設備の稼働が低下してガス販売量は減少した一方、24年10月のガス料金値上げが寄与した。子会社が行う空調機器の販売、施工も好調だった。固定資産の売却による特別利益を計上するなどして、5年ぶりに増収増益となった。

 売上高は前期比0・6%増の617億6600万円、営業損益は14億1千万円の黒字(前期は9億4300万円の赤字)、経...

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