県内の県立高校運動部に所属していた男子生徒が昨年6月に自殺した問題で、学校側が生徒の死亡後も一時、自殺との関連が疑われる顧問の男性教諭に対し、部活指導を事実上容認していたことが4日、関係者の話で分かった。学校側が調査を行っていた時期で、専門家は「当事者の教員と接触できる状態で、他の生徒は証言しづらかったのではないか」と指摘する。生徒が亡くなって5日で1年となる中、県教育委員会の第三者委員会による調査が続いている。

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