男子生徒の自殺について調査する第三者委員会の初会合=9月18日、新潟県庁
男子生徒の自殺について調査する第三者委員会の初会合=9月18日、新潟県庁

 新潟県内の県立高校の運動部に所属していた男子生徒が2024年6月上旬、顧問の男性教諭の指導後に自殺した問題で、新潟県教育委員会の第三者委員会が9月18日、県庁で初会合を開いた。県教委は「顧問の指導と自殺の関連が疑われる」とみている。冒頭以外非公開で行われた初会合では、今後の調査の進め方などの論点整理を行った。

 調査に先立ち、第三者委会長の岩渕浩弁護士は「生徒が亡くなられたことに深い悲しみを感じるとともに、心から哀悼の意を表する。公平、公正、中立な調査を行い、確認された事実に基づき、亡くなった背景を明らかにできるよう努める」とのコメントを発表した。

 調査は「県いじめ防止対策等に関する委員会」の...

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