約300年の歴史を誇る「白根大凧合戦」が5日、新潟市南区の中ノ口川堤防で開幕した。合戦に適した「北風(しもかぜ)」には恵まれなかったが、空に舞い上がる大凧が観客の目をくぎ付けにした。

 川を挟んで東軍(白根側)と西軍(味方側)に分かれた13の凧組が、空中で絡ませた凧を引き合い、相手の綱を切った方が勝ちとなる。しかし、初日は思うように北風が吹かずに合戦が成立せず、...

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