JR東日本が取水ダムからの放流方法を示した検討会=4日、十日町市本町6
JR東日本が取水ダムからの放流方法を示した検討会=4日、十日町市本町6

 JR東日本は7月20日から9月10日までの間、信濃川発電所宮中取水ダム(十日町市)からの放流量は、従来と同じ毎秒60トン程度を基本とすることを示した。今月末の水利権更新に伴い、十日町市とJR東が12日に結ぶ覚書では、最低限の放流量は通年で毎秒40トン以上としている。4日、十日町市で開かれたJR信濃川発電所に係る河川環境検討会で明らかにした。

 JR東は盛夏に下限での放流が、河川水温など河川環境に与えるデータなどがないため、当面毎秒60トン程度を基本にすると説明した。ただ、この間1、2週間程度は40トン以上を基本とし、水温上昇が想定されたら増放流する方策を試行。40トンの放流量が環境に及ぼす影響...

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