
上町台輪の解体点検に取り組む上町一番組のメンバー=新発田市役所
    新発田市の夏を彩る「城下町新発田まつり」の六つの台輪(山車)のうち、上町町内会が所有する台輪が、点検のため数十年ぶりに解体された。上町台輪の担い手である「上町一番組」約50人が、慎重に部品を取り外して構造を確認し、安全性に問題がないことを確かめた。
まつりでは、男衆が台輪の前輪を持ち上げては地面に下ろす「あおり」が見せ場。台輪は三輪構造で御殿風の2階建て。高さ3・9メートル、幅2・8メートル、長さ5・4メートルほど。上町台輪保存会によると、毎年、まつりの前に車輪などを点検しているが、解体は数十年ぶりという。
作業は5月下旬、新発田市役所で行われ、経験者の指導の下、若手を含む上町一番組のメンバ...
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