
親鳥(左)に見守られ、巣から離れた場所で餌を捕るコウノトリのひなたち=6月13日、上越市吉川区
上越市教育委員会は13日、上越市吉川区で4月にふ化した、国の特別天然記念物コウノトリのひな全3羽の巣立ちを確認したと発表した。ひなは巣の上空付近を旋回したり、数百メートル離れた場所で親鳥と餌をついばんだりしていた。
コウノトリの野生復帰に取り組む兵庫県立コウノトリの郷(さと)公園(豊岡市)によると、巣立ちは、ひなが巣を30分以上離れ、田んぼや樹木などの場所に着地することを指す。
市教委によると、市職員が10日に2羽の巣立ちを確認し、13日に3羽目も巣立ったと確認した。
3羽は昨年も同じ場所でひなを育てた親鳥から生まれ、4月3日にふ化したことが確認されていた。ひなは巣立ち後も2カ月ほど営巣地周...
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