染色技法の一種「筒描」を用いた藍染め作品を紹介する展示会=6月14日、新潟市中央区上大川前通12
染色技法の一種「筒描」を用いた藍染め作品を紹介する展示会=6月14日、新潟市中央区上大川前通12

 伝統的な染色技法「筒描(つつがき)」を用いた藍染め作品を紹介する展示会が、新潟市中央区上大川前通12の旧小澤家住宅で開かれている。縁起物を色鮮やかに描いた布団の側生地など約20点が訪れた人の目を引いている。

 旧小澤家住宅と市民サークル「新潟ハイカラ文庫」が主催。筒描は筒に入れたのりを絞り布に模様を描く技法で、生地を色付けした後にのりを洗い流すと、模様が現れるのが特徴だ。

 展示会では明治から昭和初期を中心に、婚礼道具として花嫁が持参した布団地や、夜着などを紹介。鳳凰(ほうおう)や唐獅子、タカといった縁起物の図柄が細かく描かれ、華やかな雰囲気を醸し出している。

 14日に訪れた横浜市の女性(62)...

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