新潟県内11病院を運営するJA県厚生連(新潟市中央区)の2024年度決算は、純損益が30億2200万円の赤字となり、昨年8月時点で見込んだ74億円の赤字から44億円改善することが18日、分かった。25年4月にも資金が枯渇し債務超過となる恐れがあったが、職員賞与カットや分(ぶん)娩(べん)休止などの経営改革、県からの財政支援で回避した。近く正式に公表する。

 23年度決算の純損益は過去最大の赤字で35億9700万円だったが、24年度は約6億円改善した。本業のもうけを示す事業損益は43億7800万円の赤字で、23年度より約28億円改善した。

 病院別にみると、24年度に純損益が黒字だったのは、糸魚川...

残り408文字(全文:708文字)