蔵を改装したスタジオで、ダンスと朗読による物語の世界を子どもたちが楽しんだイベント=21日、新潟市中央区本町通12
蔵を改装したスタジオで、ダンスと朗読による物語の世界を子どもたちが楽しんだイベント=21日、新潟市中央区本町通12

 新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)の専属舞踊団「Noism(ノイズム)」卒業生の女性が昨秋、新潟市中央区の下町エリアにダンススタジオを開設した。明治時代初期の蔵を改修し、ダンス教室やイベント会場として活用している。21日には絵本朗読とダンスを融合させたイベントが開かれ、親子連れら約50人が迫力ある踊りを楽しんだ。

 「Studio 奏蔵舎(そうぞうしゃ)」は、ノイズムで10年間活動した池ケ谷奏(かな)さん(36)が「アートに身近に触れられる場所」を目指し、昨年10月にオープンした。

 蔵は50平方メートルの2階建て。持ち主の友人に紹介され「一目ぼれした」という。防音性に優れた土壁や柱に遮られない広々とした空間に加え、...

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