認知症の当事者らが手作りしたビーズのアクセサリーを選ぶ親子連れ=22日、新潟市北区松浜本町4
認知症の当事者らが手作りしたビーズのアクセサリーを選ぶ親子連れ=22日、新潟市北区松浜本町4

 認知症への理解を深めてもらおうと、新潟医療福祉大の学生が22日、地元の新潟市北区で開かれた露店市「こらっせ松浜市」で、当事者と一緒に手作りしたビーズのブレスレットなどを販売した。小さな子どもたちが買い求めると早速、手首に着けて楽しんだ。

 企画したのは新潟医福大で「医療と地域づくり」のゼミに所属する4年生7人。認知症の当事者と地域の共生を目指して活動する「NPO法人みどりの森」(新潟市中央区)の取り組みを学んでいる縁で、手芸品の販売が実現した。

 並べたのは、テグス糸に色とりどりのビーズを通して作ったブレスレットと指輪。みどりの森が運営する認知症カフェに学生が訪れ、参加者とともに5月から製作して...

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