
津田梅子の肖像画を持つ大津俊哉理事長(右)と加藤博幸市長=23日、阿賀野市役所
「アメリカ移民の父」と呼ばれた実業家安孫子(あびこ)久太郎(1865〜1936年、阿賀野市出身)の義姉で、5000円札の顔に使われている教育家・津田梅子の肖像画の複製が23日、国立印刷局から阿賀野市へ寄贈された。久太郎は、津田が設立した女子英学塾(現・津田塾大学)の支援者でもあり、津田と縁が深い。国立印刷局は「贈呈をきっかけに、地域の偉人が広く知られてほしい」としている。
久太郎は水原地区出身で、1885(明治18)年に渡米。99年に邦字新聞「日米新聞」を創刊するなど活躍した。1909年に津田の実妹・余奈子と結婚。23年、関東大震災で女子英学塾の校舎が被災すると、久太郎は米国で寄付金を集め再...
残り223文字(全文:523文字)