新井郷川排水機場の船通しゲートを漁船で通過する参加者=新潟市北区濁川
新井郷川排水機場の船通しゲートを漁船で通過する参加者=新潟市北区濁川

 新潟市北区濁川の新井郷川排水機場を学ぶイベントが開かれた。参加者は排水機場を見学したり、漁船に乗って船通しゲートを通過したりして、水位を調整する仕組みを学んだ。

 北区は特色ある区づくり事業の一環として、水辺の魅力を学ぶ「水辺大学」を本年度に実施。イベントはこの第1弾として6月上旬に行われた。

 福島潟を水源とする新井郷川の周辺は低地が広がる。洪水を防ぐため、新井郷川排水機場ではポンプを5台備え、潟の水位を低く保つ役割を担っている。

 排水機場は上流と下流で1・5〜2メートルの水位差が生じるため、安全に走行できるように船通しゲートが設置されている。参加した市民15人は漁船に乗ってゲートを通り、二つ...

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