
前島密を顕彰する石碑の前で「浦安の舞」が披露された献碑祭=7月1日、上越市下池部
「郵便の父」と呼ばれ、郵便制度の創設など日本の近代化に大きく貢献した、上越市出身の前島密(ひそか)をたたえる「前島密翁献碑祭」と記念式典が7月1日、上越市下池部の前島記念館で行われた。今年は前島の生誕から190年となり、出席した地元住民や関係者ら約100人は、郷土の偉人に敬意と感謝を表した。
献碑祭は地域住民を中心とする実行委員会が毎年7月1日に開催し、今年で103回目。前島の生家跡に建てられた石碑の前で神事が執り行われ、かつて地域の夏祭りで楽しまれていた「浦安の舞」が披露された。記念式典では、中川幹太市長らが祝辞を述べた。
献碑祭実行委の新井美智雄会長(73)は「上越の方でも前島を知らない...
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