
出荷を待つぼんぼり=新発田市稲荷岡
新発田市やその周辺地域のお盆に欠かせないぼんぼり作りがピークを迎えている。市内の造花店などでは作業が急ピッチで進んでいる。
新発田市などではお盆の墓参りの時、アサガオをイメージしたぼんぼりを墓前に立てる風習がある。夜になると、墓地のあちこちでろうそくの火が入ったぼんぼりの光が浮かび上がり、お盆の風物詩となっている。現在は新発田市などの数軒がぼんぼりを作っているという。
ぼんぼりを作って約70年の老舗、山幸造花店(新発田市稲荷岡)では、3代目の山鳥伸浩さん(61)やスタッフのほか、山鳥さんの家族も応援に加わって総勢10人ほどで連日作業に励んでいる。
ぼんぼりは竹製で高さ約1・2メートル。骨組み...
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