出生数が減少し続ける柏崎市の市街地=昨年5月(本社ヘリから)

 厚生労働省が6月に発表した統計で、2024年に全国で生まれた子どもの数(出生数)が初めて70万人を割る中、柏崎市、出雲崎町、刈羽村でも出生数の減少傾向が続いている。3市町村がそれぞれ年間で集計しているデータを見ると、24年は15年と比べて柏崎市と出雲崎町は半減、刈羽村は3分の1となり、少子化に歯止めはかかっていない。現状と人口減少の対策をまとめた。

◆加速する減少スピード、若者の定着増へにぎわい創出図る 柏崎市

 柏崎市の2024年の出生数は309人で、300人の大台を割り込む状況が迫っている。15年の580人からはほぼ半減しており、...

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