人口減による収入減少などを受け、燕市は下水道使用料を2026年度に現行より25%引き上げる方針を固めた。使用料は県内20市で最も安く、過去32年間改定していなかった。単価が低いこともあり必要な経費を使用料で賄えず、不足分は一般会計繰入金で補っている状態で、26年度から段階的に引き上げたい考え。

 燕市の下水道使用料は現在、一般的な家庭(1カ月20立方メートル使用)で1780円(税抜き)。23年度末時点で県内20市中、最も安く、平均の3085円も大きく下回る。維持管理費など必要な経費を使用料でどれだけ賄えているか示す指標の「経費回収率」も、22年度実績で62・8%と、20市で最も低かった。

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