
今回は「転職」をテーマにしたお話です。私が14歳から脳の世界を目指して今年で50年がたちましたが、医師が自分の天職であると直感できたのは小児科医を始めた26歳の時でした。脳の研究分野で自分の天性が生かせると分かったのは、実績を積み、40代に入ってからです。さらに、34歳から52歳までの18年間は、診療現場からほとんど遠ざかっていました。
このように私自身、同じ医学・医療の分野にいながら、「転職」の連続といっても過言ではなく、そのたびに得意分野は増えていきました。そのおかげで、転職の助言は最も得意なことの一つです。
「天職」と思える仕事に就いて人生を過ごせることはとても素晴らしいことです。今の...
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