
交通事故で家族を失った悲しみや命の大切さを生徒らに訴える三宅とも子さん=十日町市高山4
事故や事件の被害者遺族の心の痛みに触れる「命の大切さを学ぶ教室」が、十日町市高山4の十日町総合高校で開かれた。交通事故で夫を亡くした胎内市の三宅とも子さん(60)が「私たちのように最愛の人を失い、悲しみを抱えながら生きる家族をつくらないでほしい」と訴えた。
教室は県警と県が7月上旬に開き、全校生徒や教職員約380人が話に聞き入った。三宅さんの夫は2001年、三宅さんと次男を乗せて車を運転していた時に、当時19歳の男性の車が正面から衝突し、亡くなった。三宅さんと次男も重傷を負った。相手の車は制限速度を40キロ以上超過していた。
三宅さんは「事故に遭った日から、家族の時間は止まったまま」と語り、...
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