
模造品の刀を使って演劇の稽古に励む地元住民=南魚沼市君沢
南魚沼市君沢で15日、地区の祭り「君沢神社御神廻(ごじんかい)」が10年ぶりに開かれる。前日の14日には、地元住民が地域の伝承を基にして作り上げた演劇を上演する。少子高齢化などを理由に地域の祭りが衰退していく中で、祭りを成功させて地域を盛り立てようと、関係者が一丸となって準備や練習に励んでいる。
君沢神社の祭りは5年ごとに行われる。みこし、はやしが地区内を巡り、地元住民が演劇などを披露する。2020年は新型コロナウイルスの影響で中止したため、10年ぶりの開催で、住民の思いはひとしおだ。
演劇は地域住民10人が出演。「白蛇の夢」と題し、江戸時代後期、君沢地区で白蛇が引き起こしたと伝わる厄災にま...
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