機雷爆発事故について教員に説明する浜口鶴蔵さん(右)=佐渡市願
機雷爆発事故について教員に説明する浜口鶴蔵さん(右)=佐渡市願
機雷爆発事故について教員に説明する浜口鶴蔵さん(右)=佐渡市願

 佐渡市内の小学校教員が島内の太平洋戦争に関わる場所を訪れ、歴史を学ぶ研修会が開かれた。参加者は戦後復興のさなかに願集落で起きた機雷爆発事故などについて、当時を知る人から話を聞き、悲痛な事故についての理解を深めた。

 研修会は佐渡市小学校教育研究会が毎年、「総合的な学習」などの授業のテーマに役立ててもらおうと開いている。今年は7月30日にあり、市内の8校から14人の教員が参加した。

 願集落の事故は1950年9月26日に起きた。機雷が漂着しているのに気づいた住民が、縁の下に置いていたところ、子どもたちが浜辺に持ち出して遊び爆発した。小学生4人が亡くなった。

 爆発の数分前まで現場にいた、福助屋旅館(...

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