
八色西瓜の歴史などをまとめた本を紹介する小田島昇吉さん=南魚沼市雷土新田
南魚沼市の特産「八色西瓜(すいか)」について詳しく知ってもらおうと、南魚沼市の男性が、八色西瓜を題材にし、地域の歴史や暮らしもまとめた本を出版した。写真をふんだんに使い、子どもでも読みやすいように工夫しており、「スイカの歴史を知ることで、先人たちが築いたものを知ってもらいたい」と呼びかけている。
出版したのは南魚沼市雷土新田の炭焼き職人、小田島昇吉さん(70)で、題名は「スイカ畑で緑の鯨に出会ったキミの夏休み」。八色西瓜の種まきから出荷までの流れや、南魚沼市でなぜスイカ栽培が広まったのか、スイカを巡る世界の歴史などを、全5章で紹介している。
小田島さんはこれまでに、共著を含めて5冊の本を出版...
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