
2019年6月、G20大阪サミットに合わせ大阪で会談するロシアのプーチン大統領(左)とトランプ米大統領(ロイター=共同)
ロシアによるウクライナ侵攻開始後、米ロ首脳が15日に初めて会談する見通しになった。トランプ大統領は対ロ圧力路線を転換し、プーチン大統領が譲歩の兆しを見せない中で事態打開への「賭け」(米メディア)に出る。戦況で優位に立つプーチン氏の思惑通りだとの懸念も出ている。
▽直感
「和平を実現できる可能性がある。私の直感だ」。トランプ氏は8日、ホワイトハウスで記者団に語った。
ここ数カ月、ウクライナへの攻撃をやめないロシアにいら立ちを隠さなかったトランプ氏。ロシア産原油を購入する第三国への2次制裁発動を表明し、7月28日にはプーチン氏とは「もう話さない」と発言していた。一転して首脳会談の予定を発表した8...
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