
「がん患者さんのための栄養治療ガイドライン」
がん診療では栄養状態に気をつけるよう指導される。ただ具体的に食事をどうすれば良いのか、インターネットで調べてみると根拠のない情報もあふれている。正しい情報を伝えようと、専門家らが一般の人向けの書籍「がん患者さんのための栄養治療ガイドライン」(編集・日本栄養治療学会)を出版した。
「がんになっても食べたいときに、食べられるものを食べたいだけ取るというのが栄養治療の基本だ」と執筆に関わった岡山済生会総合病院内科・がん化学療法センターの犬飼道雄主任医長は話す。
病気が進行すると食欲がなくなったり、食べても痩せたりすることがある。抗がん剤の使用中に体重が減ると副作用が出やすく、治療の中止にもつながる...
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