竹の棒をへし折ろうと、上に乗ってジャンプを繰り返す若者たち=胎内市築地
竹の棒をへし折ろうと、上に乗ってジャンプを繰り返す若者たち=胎内市築地

 胎内市築地(ついじ)で伝統の築地まつりが開かれた。初日の宵祭りでは竹の棒を押し合ってからへし折る「棒押し」が行われ、一帯が熱気に包まれた。地元の子どもたちによる獅子舞も披露され、観客を沸かせた。

 まつりは7月中旬の3日間実施。棒押しは、約6メートルの青竹を使い、20代前後の若者の「押し方」と40代以降の年長者の「勇み方」に分かれ、竹を押し合った後に上に乗り、体重をかけてへし折る。市の無形民俗文化財「築地の獅子舞」を弥彦神社に奉納する前の厄払いの意味があるとされる。

 今年は竹が15本用意され、約200メートルを移動しながら押し合っては折ることを繰り返した。折れた竹の数が多いほど豊作といわれてい...

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