良寛や弟子の貞心尼の詩歌を題材にした故・内山玲子さんの書の特別展=長岡市島崎
良寛や弟子の貞心尼の詩歌を題材にした故・内山玲子さんの書の特別展=長岡市島崎

 良寛や弟子の貞心尼の詩歌を題材にした書を手がけた故・内山玲子さんの作品9点を集めた特別展が、長岡市島崎の良寛の里美術館で開かれている。びょうぶ仕立ての大作などが並んでいる。

 良寛と貞心尼が島崎で出会ってから、来年で200年になるのを前に企画した。内山さんは北海道出身で、毎日書道会の顧問などを務めた。2022年に97歳で亡くなった。良寛の里美術館は07年に内山さんから作品9点の寄贈を受け、これまでも展示してきたが、全作品を一堂に並べるのは初めて。

 良寛と貞心尼の相聞歌を書いた「はちすの花」、さまざまな戒めの言葉を並べた「良寛戒語九十ケ条」などが、繊細な筆遣いで表現されている。縦2メートル、横5...

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