総務省が22日発表した7月の全国消費者物価指数でコメ類の上昇率は前年同月比90・7%だった。肥料代や輸送費、人件費の上昇などが影響し、高止まりしている。政府の備蓄米放出の波及効果は限定的だった。パンやチョコレートなど幅広い食品が値上がりし、家計を圧迫する状況が続く。7月の消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品を除く)は、3・1%上昇の111・6となった。

 農林水産省は22日、全国の小売店で11〜17日に販売されたコメ5キロの平均価格が前週比71円高の3579円となり、7週ぶりの高値を付けたと発表した。...

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