支援者を前に、敗戦の弁を述べる片桐奈保美さん=5月29日午後8時30分前、新潟市中央区
支援者を前に、敗戦の弁を述べる片桐奈保美さん=5月29日午後8時30分前、新潟市中央区

 29日に投開票された新潟県知事選は、現職の花角英世さん(64)が圧勝した。反原発を前面に打ち出した新人の片桐奈保美さん(72)は下を向かず、支持者への感謝を口にした。

 片桐さんは午後8時半前、新潟市中央区のホテルに集まった支援者ら約90人を前に「もう少し時間がほしいと思った。結果は結果として受け止める」と述べ、選挙を支えてくれた人たちに感謝の言葉を述べた。

 早々と花角さんの当選確実の報が伝えられると、会場にはどよめきが広がった。支援者からは「どうしてこんなに早く決まるの」といった声も上がった。

 選挙戦では、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働反対を前面に打ち出し、原発問題が最大の争点だと訴えて県内を奔走。知名度不足を克服するために、交流サイト(SNS)での情報発信に力を入れたが、支持が広がらなかった。

 片桐さんは原発再稼働阻止を訴え続けたことに対し、「私たちに正義があると確信している」と強調。「なんのこれしき。これをばねに、負けずに原発反対を訴えていく」と力を込めた。