新会長に曽我浩会長代行を選出した新潟水俣病阿賀野患者会の総会=30日、新潟市北区
新会長に曽我浩会長代行を選出した新潟水俣病阿賀野患者会の総会=30日、新潟市北区
新会長に曽我浩会長代行を選出した新潟水俣病阿賀野患者会の総会=30日、新潟市北区

 新潟水俣病の被害者でつくる「阿賀野患者会」は30日、新潟市北区の県立環境と人間のふれあい館で総会を開き、新会長に現会長代行の曽我浩さん(77)=新潟市北区=を選出した。山崎昭正会長(83)や、長年新潟水俣病の診断を続けた医師で事務局の関川智子さん(83)らは役員から退く。

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 2007年の患者会発足後に取り組んだ新潟水俣病第4次訴訟は、山崎会長が原告団長を務め、09年の水俣病救済特別措置法の成立を受けて11年に和解した。

 新潟水俣病は今年、公式確認から60年を迎えたが、原告145人の審理が続く第5次訴訟は提訴から約12年経過している。

 総会には...

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