
新体操世界選手権の団体総合で、金メダル獲得を決めたボール・フープの演技を終え、感極まる日本代表=8月23日、ブラジル・リオデジャネイロ(共同)
新体操の世界選手権が8月20~24日、ブラジル・リオデジャネイロで開催され、日本代表は団体総合で初の金メダルを獲得、団体種目別リボンでも銀メダルに輝いた。二つのメダルを手にした選手たちは最高の笑顔を見せ大会を後にする―。取材中、頭の中でそう筋書きを描いていたが、それは大きな勘違いだった。
団体総合のメダルをかけた戦い。日系人約270万人が暮らすブラジルでもよく耳にする「島唄」が流れ、リボンの演技が始まった。流麗な動きとともに色鮮やかなリボンが次々に宙を舞った。会場は大きな歓声と拍手に包まれ、地元メディアの記者は「素晴らしい。日本は必ずメダルを取るよ」と声をかけてきた。
続くボール・フープも会...
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