
米大リーグ、ブルージェイズとのワールドシリーズ第7戦を制して2連覇を達成し、喜ぶドジャースの山本由伸(左)と大谷翔平=2日、トロント(共同)
米大リーグのワールドシリーズ(WS)でドジャースが2連覇を達成した。21世紀に入って初となった快挙を遂げた大きな要因が、チームの中心である大谷翔平やWSの最優秀選手(MVP)に輝いた山本由伸が示した献身と覚悟だった。
大谷は誰もが認める傑出したスターでありながら、孤高を気取らずおごるそぶりを見せない。象徴していたのが、投打「二刀流」で出場したナショナル・リーグの優勝決定シリーズ第4戦だ。
打席では3本塁打を放ち、マウンドでは10三振を奪って勝利投手になった。「史上最高のパフォーマンス」とも称され、シリーズMVPに輝いた。ただ、この試合までは打撃で精彩を欠いていた。自身の不振の裏でチームメート...
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