「小さい頃から『ファンシー文具』が大好きだったので、デザインの専門学校を卒業後に今の会社に入りました」と話すクーリアの山崎菜央さん＝大阪市
文具メーカーのクーリア（大阪市）が２０２４年３月に発売したぷっくりと立体感のあるシール「ボンボンドロップシール」が人気だ。シリーズ累計出荷数は発売から約１年半で９００万枚を突破。開発を担当したクーリアの山崎菜央（やまさき・なお）さんにヒットのヒントを聞いた。（共同通信＝出井隆裕記者）
「幼稚園から小学校低学年の子ども向けに開発しましたが、若い女性がスマートフォンのケースなどのデコレーションに使い始め、想定外の需要が生まれました」
「デコる」が再び流行するきっかけになった近年の平成レトロブームの波にも乗った。「基本的に平らであればデコれるので、化粧品のケースや爪に施したネイルなどいろいろなとこ...
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