
岡淳さんのアドバイスを受けて練習する越後妻有かぷかぷ楽団のメンバー=津南町上郷宮野原
使われなくなった農具や民具を楽器にして演奏する市民楽団「越後妻有かぷかぷ楽団」の公演が、7日に津南町上郷宮野原の越後妻有「上郷クローブ座」で開かれる。楽団を率いる川崎市のミュージシャン、岡淳さん(62)の指導の下、メンバーは公演に向け練習を重ねている。
津南町や十日町市の住民らでつくるかぷかぷ楽団は昨年、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」の一環で結成。楽団名は宮沢賢治の作品の一節から取った。
住民から提供されたたるやたんすを素材にした“楽器”は、楽団員らの手作り。音楽初心者でも楽しめるように楽譜を使わないのも特徴で、「ドンドン」「ダダッタ」といった音で曲を覚える。
練習は...
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