
東京都小金井市で開かれた気候市民会議。参加者が意見を付箋に書き出している
自治体の気候変動対策や地域の環境保全活動に市民の声を生かす「気候市民会議」が国内で広がりつつあります。
Q どんな取り組み?
A 無作為に選ばれた市民が、専門家の助言を得ながら気候変動対策について話し合い、提言をまとめて自治体に提出します。国内では2020年に札幌市で初めて開かれました。25年8月時点で、開催予定も含めると延べ計33市区町に広がっています。
Q なぜ無作為に参加者を選ぶの?
A 提言内容が特定の組織や団体の主張に偏るのを防ぐためです。年齢構成や性別がなるべく社会の縮図となるように選びます。
Q 開催例は?
A 例えば東京都小金井市の場合、市民1500人に案内状を送りました。気...
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