
世界陸連と東京世界陸上の主要スポンサー一覧
13日に開幕する陸上の世界選手権東京大会は、代理店に頼らずスポンサーを集めてきた。背景にあるのは、東京五輪・パラリンピックの汚職、談合事件。広告大手電通への過度な依存が一因だったとされ、大規模大会の在り方は大きな見直しを迫られた。従来と一線を画した運営は今後の試金石になり得る。一方、代理店の存在が完全に消えるわけでもない。スポーツ界は今後の代理店との接し方を模索する。
▽入札
「そもそも、入札でやることに企業側は驚いていた」。運営を担う「世界陸上財団」の担当者は、当初の現場の雰囲気を明かす。企業と大会主催者の間に代理店が入って交渉をまとめる従来の仕組みと異なり、財団が公募、入札で協賛社集めに...
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