東京・国立競技場で調整する海外選手=12日
 東京・国立競技場で調整する海外選手=12日
 調整中に汗をぬぐう女子やり投げの北口榛花=12日、東京・国立競技場

 13日に開幕する陸上の世界選手権東京大会は、9月下旬から行われた2019年のドーハ大会に次いで、史上2番目に遅い時期での開催となる。ただ、9月になっても記録的猛暑は継続。選手は暑熱対策を施し、運営側も設備を工夫して臨む。

 ▽予想上回る

 22年のオレゴン(米国)大会は7月、23年ブダペスト大会は8月に行われたが、世界陸連(WA)と協議して今年は9月中旬に開催。最も暑い日中を避け、午前と夕方からの2部制としたが、暑さは予想を上回っている。1991年から2020年までの最高気温の平均と、今年の最高気温を比較すると5~6度高い。男女の35キロ競歩とマラソンは開幕2日前に開始時間の30分前倒しが発表さ...

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