ロシア選手権の女子フリーで演技するアデリア・ペトロシャン=2024年12月、オムスク(タス=共同)
 ロシア選手権の女子フリーで演技するアデリア・ペトロシャン=2024年12月、オムスク(タス=共同)
 ロシア選手権の女子フリーで演技するアデリア・ペトロシャン=2024年12月、オムスク(タス=共同)
 2022年2月、北京冬季五輪フィギュアスケート女子でROCとして参加した金メダルのアンナ・シェルバコワ(中央)と銀メダルのアレクサンドラ・トルソワ(左)。右は銅メダルの坂本花織(共同)
 フィギュアスケートのロシアを巡る経過

 フィギュアスケートのミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選が19~21日に北京で開催され、ロシア選手が注目の国際大会復帰を果たす。ウクライナ侵攻を受け、2022年3月に国際スケート連盟(ISU)が除外を決めてから約3年半。来年2月に五輪が控える中、日本勢の命運を左右しそうな強豪国が表舞台に戻ってくる。

 ▽話題の中心

 「五輪出場を懸けての参加は前向きな機会。(五輪のメダル獲得が)選手、コーチにとって精神力や実力の証明になる」。ロシア・フィギュアスケート連盟のアントン・シハルリゼ会長はISUへの表立った批判を控えつつ、復帰への期待感を口にする。

 ISUは昨年12月、ロシアと同盟国ベラルーシの選手を巡...

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