
気温32度を示す群馬県伊勢崎市の街頭温度計=15日
40度以上の記録的な暑さが人々の外出を抑制していることが、人流データの分析で明らかとなった。飲食店、小売店の売り上げ減など消費が鈍る影響に加え、特に高齢者に関しては、運動不足や人々との交流が失われることで「フレイル」(虚弱)を招く懸念もある。「外出機会の減少は、新型コロナ禍と同じ状況。官民で対策が必要だ」と識者は指摘する。
▽少しでも涼を
「お客さんも朝一か夕方にしか来なくなってしまった」。国内観測史上最高の41・8度を記録した群馬県伊勢崎市。コーヒー豆販売店ではエアコンに加え、少しでも涼がとれるようにサーキュレーターも設置した。大津章子店長(47)は「サービスで提供したアイスコーヒーが好評...
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