
16歳以上のOFC検査の推移
食物アレルギーの有無や摂取できる量を調べるために実際に食品を口にする検査「食物経口負荷試験(OFC)」を受ける人が、思春期・若年成人(AYA)世代で増えているとの研究結果を、国立成育医療研究センターが国際専門誌に発表した。この検査は16歳になると保険適用が切れるため、適用年齢を拡大する検討が必要だとしている。
同研究センターアレルギーセンターの大森茉令臨床研究員、山本貴和子診療部長らは、2013~23年に同センターで実施した1万3千件以上のOFCのデータを解析した。その結果、16歳以上の検査は計349件だったが、件数は13年の0件から23年は104件に急増した。
全体に占める割合も14年の0...
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