
弥生時代中期から古墳時代にかけての集落跡や、土器が発見された燕市渡部地区の石港(いしみなと)遺跡で27日、現地説明会が開かれる。本年度で発掘調査を終了するため、遺跡現場を見学できるのは最後の機会。発掘調査中の遺跡や出土品を公開する。
石港遺跡は大河津分水右岸の河川敷に位置し、南北約230メートル、東西約350メートルに及ぶ。分水路の改修工事に伴い市教育委員会が2022年度から発掘調査を進めてきた。
これまでに、集落を囲う溝や集落内を方形に区画する遺構、多くの土器や玉製品などが見つかった。越後平野で初めて確認された、古墳時代前期の一帯を統括するような有力者の居館に類する遺跡とされる。
市教委社...
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