かつて新潟市の白山前駅と燕市の燕駅を結び、緑と黄色の車体で「かぼちゃ電車」として親しまれた旧新潟交通電車線の乗車イベントが28日、新潟市南区の旧月潟駅で行われた。家族連れや鉄道ファンが昔ながらの鉄道の風情を堪能した。
全長36・1キロで住民らの生活を支え、「電鉄」の愛称で親しまれた路線は1999年に廃線となった。現在は月潟駅に駅舎と車両が保存されている。
乗車体験は住民らでつくる保存会が2022年に始め、今年で4回目。これまで抽選制だったが、市が昨年度から約4千万円を投じ実施した車両の大規模修繕により運行がスムーズになり、今年から予約不要になった。
来場者は当時と同じ厚紙の切符を購入し、電車...
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