
スポーツクラブの経営人材を育成する講座で議論する参加者(スポーツヒューマンキャピタル提供)
全国にサッカーやバスケットボールなどのプロチームが増える中、クラブの社長やゼネラルマネジャー(GM)といった経営人材を育てる組織がある。サッカーのJリーグが中心となって立ち上げた「スポーツヒューマンキャピタル(SHC)」は設立10年を迎え、今年はバレーボールのSVリーグも参画。専門知識を身に付けた修了生は600人を超え、各地で手腕を振るう。
SHCは2015年にJリーグの内部組織として始まり、16年に独立した。経営の基礎知識やスキルを現場で活躍する講師から直接学べるほか、経営計画を策定して実際に活動しているクラブに提案する実践的なプログラムもある。約半年間の「ビジネスマスターコース」などに加...
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